花男 *-花も嵐も-*

「花より男子」の創作二次小説です。 (注:15才未満の方はご遠慮くださいね) 
AM7:00予約投稿しています
はじめての方は はじめに&登場人物相関図 からどうぞ

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好きだよ Ver.司





「ありがと道明寺、
来てくれて

 今後はあたしがNYに行くね」




は???


おい、牧野。

恐ろしく強情で生意気なくせに
急にしおらしくなるんじゃねぇよ。


今回は、た・ま・た・ま・
東京での仕事もあるから帰国しただけで

別にお前に会うためだけに、帰ってきたわけじゃないんだぜ?


なのに頬なんか染めて、
  モジモジしやがって

なんだよそれ



大体なぁ
たったその一言で、
全てをチャラにするお前って一体なんなんだ???




そんな顔をされたりしたら

 抱きしめたくなっちまうだろ。



別にいいさ、って

思ってもいない甘い事を
つい、言ってしまいそうになるじゃねぇか……



ったく

ほんと、ズルい女だよ
お前は




ふざけんなよ



「飯食うか、 腹減っただろう?」


「うん」


クッ

なんだよ、そのうれしそうな顔は


クスッ



 しょーがねぇなぁ


 クスクス








・・・
・・










「あ、そっか
夕ご飯ここで食べるんだね」

そう勝手に納得した牧野は、
子供のように無邪気な笑顔を浮かべて頷いた。



 フッ


ああ、そうだよ
これから俺は お前を、“美味しく頂く” んだ。


着物なんか着てくるお前が
にっこり笑えば俺が許すと思っているお前が 悪いんだ。


さっきだって
痺れた足をちょっとばかり からかおうと思っただけで、
深く考えていたわけじゃないんだぜ


――なのに

警戒心などゼロに等しいお前は、

笑いながらバタバタと暴れて、
オレンジ色に照らされた、白い内股を見せた。


  陽の光に触れる事のないそこは、


天真爛漫な笑顔とはうらはらに、
 やけに淫靡な影に揺れて……

俺の中で眠っていた狼を
 呼び起こすには充分で




 ――だから、

全部お前が悪いんだ。





指先を一本づつ、絡めながら

――さあ
 どこから、どんな風に犯していこうとかと考えていたなんて


お前が知ったら何て言うだろう……


純白なお前のその肌を
 漆黒な俺が裂き拡げる時、


お前はどんな声で鳴くんだろうな……


   どんな顔をして……俺を受け入れるんだろう




それは俺がお前に与える罰。


   俺が、俺自身に与える褒美。





……牧野





「茶室でお前を待ってる間に
 お前の家に電話をした」



牧野



  愛してるよ



「今夜は泊まってもらうので
心配しないでください ってな」

耳元で、そう囁くと

 微かに震えた牧野……




夢にまでみた、柔らかい唇


 夢で追いかけた 甘い、香り……




 俺の牧野……


愛してるよ





沢山の応援、ありがとうございました!
拍手コメントのお返事はtwitterにて後ほど必ず (*´▽`*)
久しぶりの甘い2人を堪能できて、ブラん子もうれしかったでーす 


ってことで
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好きだよ <4> つくし×司





顔をあげると、
道明寺がジーーッとあたしを見つめていた。



あやまるのは、お前だろ?
 そう言いたげな目をして……




「……。」

「……。」




強情なあたしと

強情なあんた



微笑みあって
 優しい言葉をかけあって、


そんな穏やかな未来はあるの?……







結局、
何も言おうとしないあたしに、呆れたのか

道明寺は空になった茶碗を手にとって
元の向きに戻った。





なんだかんだ言っても

 こうして会いに来てくれる道明寺





あたしが……道明寺の申し出を断って
 バイトを続ける理由って

道明寺が道明寺ホールディングスの仕事を休んでこうして来てくれるより

それより?


……。




口に残る抹茶が、
 苦い……




―― あの時、あたしはせめて

“休めなくてごめんね”

そんな一言を、言うべきだったんだ。




「……。」


道明寺の手元を見つめながら、悲しくなった。



肝心なことはいつも、
後になって見えてくる。





――好きなのに



 なにより大切なのに……





あたしと道明寺、この先が大丈夫でも大丈夫じゃなくても

そんなことはどうでもいい

  大丈夫じゃなくたって、



道明寺と一緒にいたい……


  一緒にいたいのに






ゴメンね、道明寺。

  こんなあたしで、ごめんネ



それでもやっぱり
 ごめんと あやまれなくて、


「――ありがと道明寺、来てくれて

今後はあたしがNYに行くね」


そう言いながら
チラリと道明寺を見ると


道明寺は一瞬目を見開いて振り返り
フッと、笑った。




クスッ


 クスクス


「飯食うか、腹減っただろう?」

「うん」


クスクス









さて行こうかってことになり

「お前さ、俺がいるって知らなかったくせに何めかしこんでんだよ」

「だから偶然だってば
偶然、おかみさんが……」


いざ立ち上がろうとして

「! あっ」

「ん?」

「ちょ……ちょっと待って」

「なんだ、痺れたのか」

「うん」


こういう時は足の指を折るようにして……と動かない足の指を

クッ やばいっ

くすぐったくなってきた。

「しょーがねぇなぁ」

「ごめんね、ちょっと」

キャハ くすぐったい

と思わず笑いそうになった瞬間だった。


道明寺の手が伸びてきて
「ちょ! なにすんのよっ」
「なにって失礼だな、マッサージしてやろうってぇのに」
「やめてよっ!!!」

悪魔のように目を輝かせた道明寺は
ガシッとあたしの足首を掴んだ。

きゃ

その拍子にドテッと畳の上に倒れ込んで

「キャハハ くすぐったぃ 離せっ!
離してよっ」

足首を掴まれたまま、もがきながら体勢を整えると
道明寺が一点を見つめて固まっていた。

見ているものは?……


はだけた襦袢の間。

「変態っ!何見てんのよっつ」



自由の効く上半身を駆使して暴れまくり



それから30分後、
無事こうして道明寺家のリムジンに乗っている。






隣に座る道明寺は、顔を外に向けている。

あたしもなんとなく気恥ずかしくて、道明寺とは反対側の外を見ている……けれど

あたしの右手の指は、一本一本
 道明寺の左手の長い指に絡まっていて――――


体中の神経が
指先に集まったみたいに、ジンジンと熱い……


あたしから目を逸らして
『帰るぞ』と茶室で言ったきり、道明寺は一言もしゃべらない。




防音が効きすぎの車内は、

 ドキドキと激しくなるいっぽうの鼓動とか
荒くなる呼吸や
息を飲む音まで響きそう。



あぁ…… もうダメ


頭の中が道明寺でいっぱいになりすぎて、どうにかなっちゃうよ!と
大きく息を吸った時


スゥーっと静かに、リムジンがとまった。




――ぇ?

  道明寺邸じゃないの?



えっと…… ここって地下駐だから……




あたしの指を離し

一足早く降りた道明寺は、
リムジンをくるりと回ってドアを開けた。


無言で差し出す道明寺の手に
 手を伸ばす……。



「――あぁ、そっか
夕ご飯ここで食べるんだね」


そう勝手に納得するあたしに答えるように
道明寺は薄っすらと口元を綻ばせる。


あたしは道明寺の力強い手に引かれながら
リムジンを降りた。



エレベーターにのって


通り過ぎるフロアの番号が点滅していく様を
見上げながら


道明寺が押したボタンが
最上階のであることに、今更のように気がついた。




「―― ルームサービス?」

焦る気持ちを宥めるように
自分に言い聞かせるようにそう言ったあたしをチラリと見た道明寺は

フッと微笑んだ。




チン と

エレベーターの扉が開いて




スイートルームのドアを道明寺が開けて



あたしの後ろで、
その扉が閉まった時



道明寺が、ようやくゆっくりと唇を開いた。



「茶室でお前を待ってる間に

   お前の家に電話をした」


そう言いながら、
あたしを抱き寄せる道明寺――――



その道明寺の

  瞳の中に映る自分を見て思った……



「今夜は泊ってもらうので、
心配しないでください ってな」




道明寺はきっとわかってたんだ……


あたしがほしいのは、お皿に並んだディナーじゃない


甘い

 甘い……


こんな風に甘くて、熱くて

 痺れるような



あたしがほしいのは


  道明寺のキスだってこと






 強情でごめんね……



でも、好きだよ


  大好きだよ、 道明寺



泣きたくなっちゃうくらい 好きなんだ……






沢山の応援のお礼にもうちょいがんばったよ 
明日も続きがあるッス! 


ってことで
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好きだよ <3> つくし×司



「どもってんじゃねぇよ」


「なんで!?」


「着物か……ふーん
総二郎のやつ用意がいいな」

「これはっ
   ……おかみさんが

って、そうじゃなくて!

どうしたの!?
忙しいから日本に来れないって言ってたじゃん!」


顎に指先をあてた道明寺は

「ん? その花
総二郎の部屋にあった牡丹じゃねぇか……」


目を細めて片方の眉をあげながら、シゲシゲとあたしを見渡す。



喉がカラっからに渇いて――

コホッッ

 コホコホッッツ

「なんだ風邪か?」

「違うっ!
あんたが驚かせるからでしょ」


ケホッ

「――背中
さすってやろうか?」

「いーよっ!」


「なんだよ、人がせっかく親切で言ってやってんのに
相変わらず シツレーな奴だな」



……不機嫌そうにしかめた口元も
あたしを睨む瞳も




  本物の 道明寺





「……。」


コホッ


「な、 なによっ

そんなことよりちょっと!
だからなんでここにいるか?って聞いてるのっ」


「ギャーギャーうるせーな

今、俺が茶を点てるから大人しく座ってろ
飲めば少しは落ち着くだろ」


「え!?

 あんたが?」



「なんだよ」


ギロッとあたしを睨んだ道明寺は、
スッと居住まいを整えた。



「……みんなは?

待たなくていいの?」


「来ねぇよ、ここは俺とお前だけ
あいつらはこれからパーティだそうだ」


え!?



そういえば、3人とも正装してた……。
自分の着物のことで頭が一杯で、なんにも疑問に思わなくて


「……。」

――そうなんだ…… 



あれ?


そういえば
道明寺も着物を着てる。





すごいなぁ……道明寺

そんな風にお茶も点てられるんだね……



微かな衣擦れの音と
お茶の香りの隙間から
わずかに漂う、道明寺の香り……


その仄かに甘い香りが

カーーーン


静かな茶室に響く、ししおどしの高い音と一緒に
あたしの胸に広がった。






久しぶりだね、道明寺…………


  一年ぶり かなぁ ?





相変わらず、綺麗な横顔――


鼻筋はまっすぐで、高くて

   目元は……


ぇ?

 あんなに色っぽかったかなぁ



伏せた長い睫毛が
影をつくるから……?
 


また少し大人になった

 あたしが知らないうちに、自分ばっかり大人になって……



ズルい


  ズルいよ道明寺







小さな窓から見える外は夕暮れで
薄暗い茶室は、
隅にある行燈の灯に包まれはじめた。




シャカシャカと 耳に心地よい茶筅の音を聞きながら
ぼんやりと道明寺の手元を見ていると


「お前のバイトをバカにしたわけじゃないぞ」


道明寺がそう言って、


あたしの前に、すっと茶碗を差し出した。


「……うん」


「俺に頼りたくないっていうお前の気持ちだって
わかってるつもりだ」


「……。」


お茶を飲むあたしを見つめながら、道明寺は話を続ける。




――あたしだって

 あんたがわかってくれてるって、わかってるよ




「……」


もしかして、
あやまるの? 道明寺?



そう思いながら、空になった茶碗を差し出すと

道明寺は

「俺はあやまらねぇからな」

そう、のたまった。




―― やれやれ

そうだよね…… わかってる


わかってるけど――――




ねぇ道明寺、

あたしたち……


  本当に この先大丈夫なのかな……



大丈夫じゃない未来が見えた気がして

  哀しくなりながら、


ゆっくりと頭をさげた。


「――大変 美味しゅうございました」




明日もヨロピクねん 


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トランクルーム活用術
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